犬成城 (いんなりじょう)
最寄地 千葉県市原市犬成650 2016.12.19
犬成城 (いんなりじょう)
最寄地 千葉県市原市犬成650 2016.12.19
登城ルート(緑線は車道)
入口
2郭土塁・空堀と虎口
2郭と西側土塁
主郭への土橋
土橋左の空堀
主郭の南西側土塁
主郭北西側の土塁と切岸
犬成城 主郭跡(地図)
【遺構★★★☆☆】
【感想】 近くの犬成向山城(南南西約300m)と合わせて見学するとよい。村田川の支流に突き出た台地上に築かれた崖端城で、2つの曲輪から構成され、深い空堀、2~3mの土塁が残っている。
入口が解りづらいが、細い藪の切れ目が目印となる。平坦地を50mほど歩くと意外と簡単に辿りつける。こじんまりしているが、見応えのある城跡だ。
【案内】 県道14号線(茂原街道)より東に約300行った市津学園(表記番地)の東に駐車場が利用できる。駐車場より北に、高圧コンクリート電柱の1本目と2本目の中間に入口[マップコード130 848 306*53](地図)がある。
農作業道を東に行き、藪の間より入り、50mほど行くと2郭の空堀・土塁と虎口がある。2郭は約30m四方で東側は切岸の崖となっている。
2郭の北に空堀・土橋を備えた主郭がある。空堀は3m以上と深く土塁も約3mで、西から南にかけて残り、北から東にかけて切岸の崖となっている。
主郭の広さは東西50m南北約40mで、約5mの切岸があり、東側下方に安立寺屋根が見える。
【歴史】 『城郭大系』等は土気城主の土気酒井氏が市原方面に進出するための出城としている。