浅利城 (あざりじょう)
最寄地 栃木県佐野市閑馬町1210 2022.12.25
浅利城 (あざりじょう)
最寄地 栃木県佐野市閑馬町1210 2022.12.25
登城ルート
東側市道入口
西端の民家100m西の沢に架かる土橋
左の尾根へ
東の郭
2郭南斜面・石積
主郭
主郭西側の石積
西端の仏像・主郭方向
浅利城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高190m】
【感想】 佐野市閑馬町の標高約333mの山頂に築かれている。山頂の主郭は東西に細長く、西側に石積が見られ、南側、東側、北側に帯郭が残っている。
当初、東側の示現神社付近から登ろうと思って、登り口を探したが民家や薮などで分からず、北側の民家まで行き、たまたま出てこられた住民に登り口を教えて頂いた。
【案内】 東側の市道から集落への狭い道があり[マップコード64 872 895*36]、消火栓ボックス手前が広く駐車できる。
橋を渡って西に300mほど行き、奥の民家(表記番地)の蔵から林道を約100m行くと左側に土管のある土橋に着く(地図)。
しばらく道があり、やがて消えるが、左手の尾根に登り、急な尾根を登ってゆくと東の郭に着く。
更に西に登って行き、左方向に3段目の郭があり、石積みが散見される。細長く傾斜した2郭の上部頂上に主郭がある。主郭は東西に細長く、西側に石積が見られる。
また南に帯郭、西に堀切状地形、鞍部を経て小郭があり、仏像などが集められて保存されている。
【歴史】 宝徳三年(1451年)、佐野氏の一族・神馬(かんま)七郎忠光により築城されたといわれる。
天文十五年(1546年)扇谷上杉方として佐野豊綱に従い出陣した河越夜戦において、神馬遠江守忠春は討ち死にしその後廃城になったという。