稲庭城 (いなにわじょう) (鶴ヶ城・早坂館)
所在地 秋田県湯沢市稲庭町古舘前平50 2016.6.9 8.6
稲庭城 (いなにわじょう) (鶴ヶ城・早坂館)
所在地 秋田県湯沢市稲庭町古舘前平50 2016.6.9 8.6
登城ルート
北側登り口・標柱・城址碑
北曲輪
二ノ丸北側段郭
二の丸の模擬天守
土橋跡
本丸西の堀切
本丸・稲荷大明神
稲庭城 二の丸跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高160m】
【案内・感想】 国道398号線に面して、大きな「稲庭うどんの里」の看板があり、駐車場が用意されている[マップコード212 325 721*41](地図) 。スロープカー(入館券とセットで420円:火曜休館)が二の丸頂上まで運行されているが、徒歩の登り口もある。
また国道を200m北に行った山側に「史跡稲庭城址の碑」の石碑が建てられ登り口がある(地図) 。尚 、北側の林道(車道)は通行止となっている。
途中に堀切跡や曲輪跡があり、段々になった二の丸中央に、模擬天守が建てられ、南側に櫓台、土塁が残っている。櫓台には「稲庭古城碑」が建てられている。
舗装道を下ると、3重堀切があり、舗装された土橋跡がある。その先の右に本丸登り口があり、堀切を経て本丸がある(地図)。
標高351.9mの本丸は南北に2段になっており稲荷大明神、説明板が建てられている。
【歴史】 建久四年(1193年)小野寺重道が築城した。以来、400年もの長い間、県南一帯を治めた小野寺氏発祥の地でもあった。
小野寺氏は下野国都賀郡小野上郷(小野寺城)の出身で、初代重道以来、当地を治めたが、慶長五年(1600年)山形の最上義光に敗れて、稲庭城、三梨沼田城、川連黒滝城が相次いで落城した。