乙部館 (おとべだて)
所在地 岩手県盛岡市乙部13地割100 2017.4.23
乙部館 (おとべだて)
所在地 岩手県盛岡市乙部13地割100 2017.4.23
登城ルート(緑線は車道)
東郭東空堀
東郭
東郭と中郭間の空堀
中郭虎口・説明板
説明板
中郭
中郭西の空堀
西郭・如法寺
乙部館 中郭跡(地図)
【遺構★★★☆☆】
【感想】 乙部川の北側の台地に東西に3つの郭が並んでいる。東郭は民家敷地であるが、空堀が両側に残っている。中郭は果樹園で稲荷神社が祀られている。如法寺のある西郭との間にも空堀が残っている。
整然と並んだ郭は、民家に近く手入れがされているようで見栄えが良い。
【案内】 表記番地の民家が東郭でその東西に空堀が残っている。北側の道路のカーブする所に説明板が建てられている[81 384 882*27](地図)。
西に中郭、空堀を挟んで西郭に如法寺が建っている。。
【歴史】 築城年代は不明であるが、古館は天正年間(1573~92年)の頃、斯波氏家臣乙部兵庫の拠ったとこで、同十六年、同氏族滅亡後、南部家臣福士右衛門尉の居城となった。
天正二十年(1592年)の諸城破却書上には、「乙部 平城 破 福士 右衛門 持分」とあり、破却された。