丸岩城 (まるいわじょう)
所在地 群馬県吾妻郡長野原町大字横壁 2019.2.8
丸岩城 (まるいわじょう)
所在地 群馬県吾妻郡長野原町大字横壁 2019.2.8
登城ルート
国道406号線・登り口標識
石の多い山道
鞍部
南の郭
主郭・土塁
丸岩標識
丸岩城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高130m】
【感想】 吾妻川左岸の標高1124mの丸岩頂上に築かれている。
主郭は東西約15m南北約6mと狭く、土塁が巡らされている。東に細長い郭があり、北側に帯郭がある。
南側の広い尾根に傾斜した南郭があり、中央に通路と思われる土塁がある。
堀切、空堀などの防御施設は見られなかった。
【案内】 国道406号線の須賀尾峠より約600m北側の長野原側に行った右側に、「丸岩740m」の標識がある[マップコード295 364 320*72](地図)。
立ち木にマーカーが点々と設けられ、踏み跡もしっかりしており迷う事はない。
【歴史】 永禄年間(1558~70年)に羽根尾城主・羽尾幸全によって築かれたと云われる。
天正十年(1582年)武田氏が滅亡した後、大戸城を攻略し須賀尾峠を越えて長野原進出を目論む北条勢に対抗するため、真田昌幸が丸岩城に、湯本・西窪・横谷・鎌原の諸将を交代で駐留させていた。
天正十二年(1584年)信濃国高井郡の須田信正・市川信房が羽尾源太郎を助けて長野原城と丸岩城を奪取したという。