金丸要害城 (かねまるようがいじょう)
所在地 栃木県大田原市片田 2015.2.1 2018.7.3
金丸要害城 (かねまるようがいじょう)
所在地 栃木県大田原市片田 2015.2.1 2018.7.3
登城ルート(緑線は車道)
3郭南東の空堀
3郭北東(藪化している)
空堀(左3郭、右主郭)
主郭北西・土塁
主郭北西櫓台・祠
空堀(奥が2郭)
金丸要害城 主郭跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高50m】
【感想】 大田原市片田の標高201mの丘陵頂上に主郭があり、北西に堀切を挟んで2郭、南に空堀を挟んで3郭、南の郭が残っている。亀山城と石切り場の谷を挟んだ南南東に位置している。
3年前に行ったときは、積雪で主郭南側付近を見たが、今回、藪化で歩きづらいが主郭北西の櫓台まで行ってみた。それぞれの郭は藪化しているが、主郭南の空堀は深くよく残っている。
【案内】 県道343号線と県道27号線の「片田」交差点を東に約450m行った峠付近に、南へ行く林道入口がある[マップコード222 812 409*58](地図:「学校園館山」の看板あり)。
林道は途中荒れているが、何とか普通車でも通行でき、南に約700m(途中、石切り場の跡が残っている)行くと道が少し広くなり、空堀の前に駐車出来る[マップコード222 812 040*46]。
空堀の右の台地が主郭で、左が3郭である。空堀を通って主郭西側に回り込み、草木が茂っている桝形虎口から登ると主郭に着く。
主郭北西に櫓台があり祠が祀られている。空堀を挟んで北西に2郭がある。
【歴史】 応永年間(1394~1428年)頃、那須氏藤の二男資国が金丸を分知され根小屋館を築いて金丸氏を名乗り、後に金丸要害城を築城したという。