長井戸城 (ながいどじょう)
所在地 茨城県猿島郡境町長井戸992−2 2018.4.15
長井戸城 (ながいどじょう)
所在地 茨城県猿島郡境町長井戸992−2 2018.4.15
長井戸香取神社
長井戸香取神社
看板・空堀
折れの土塁・空堀
北東側土塁・空堀
長井戸城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 】
【感想】 茨城県境町長井戸に築かれている平城で、長井戸香取神社境内となり、南に土橋・折れのある空堀が残っている。また、東側道路に沿って土塁・空堀が良好に残り、北側に伸びてコの字形状の土塁が残っている。
【案内】 圏央道「境古河IC」より国道354号線に入り「境古河IC北」交差点より西に約1.1km行くと「長井戸香取神社」がある。
拝殿の南に「長井戸城跡」の看板が建てられ、土橋・空堀が残っている。
【歴史】 長井戸城は、天文年間(1532~55年)に小山氏に属した菅谷左京という武士の居城であったと伝えられている。
天文二十三年(1554年)小山氏の攻撃を受け、降伏した。
その小山氏も天正四年(1576年)北条氏に攻略された。翌、天正五年北条氏は逆井城を築城し下野と常陸進出への前線拠点とした。
長井戸城は、小山城から逆井城を結ぶ中継点として機能していたと考えられる。
天正十八年(1590年)北条氏が滅びると、廃城となった。