小野城 (おのじょう)
最寄地 秋田県湯沢市泉沢古城下50 2016.6.9
小野城 (おのじょう)
最寄地 秋田県湯沢市泉沢古城下50 2016.6.9
登城ルート
駐車場・案内図・説明板
段郭群
本丸・句碑
畝状竪堀
堀切1
堀切2
小野城 主郭跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高90m】
【案内・感想】 雄物川左岸の標高216mの丘陵に築かれており、表記番地の西に駐車場が用意されている(地図)[マップコード212 280 887*02]。
裏コース、表コースがある。裏コースは幅が広く緩やかである。上り詰めると、北段郭群に出、右に行くと主郭がある。
主郭には「花の上三千丈のひばりかな 木耳山人」の句碑があり、南に雄物川や湯沢の田園風景が望める。
主郭の西に畝状竪堀があり、北西尾根に三重の堀切がある。表コースを下ると途中に「隠れキリシタン遺構」がある。仏像が彫られ背面に十字が刻まれている。
【歴史】 小野城は、小野寺氏の入部に伴い院内の押えとして、建長・文永(1249~75年)頃、姉崎六郎によって築城されたと伝えられている。
文禄二年(1593年)八月、最上義光(よしあき)の軍勢に攻められた際、小野寺氏の家臣・町田長右衛門が土民三百余人と共に城に籠り応戦したが、敢えなく落城した。