山根城 (やまねじょう)
最寄地 栃木県芳賀郡市貝町市塙2063-5 2016.3.5
山根城 (やまねじょう)
最寄地 栃木県芳賀郡市貝町市塙2063-5 2016.3.5
入口・駐車場
段郭
空堀
主郭・展望台
二重空堀
井戸跡
山根城 主郭跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高30m】
【案内・感想】 真岡鉄道「市塙(いちはな)駅」の東、民家(表記番地)の南に山根城跡駐車場が用意されている[マップコード39 448 200*77]。
階段を登ってゆくと空堀・土塁に囲まれた、主郭がある。途中に段郭がある。
主郭には四阿、展望台が建てられ、城跡碑(説明文付き)が置かれている。東に二重の空堀があり水の手に井戸跡が残っている。全体的に良く整備された公園となっている。
【歴史】 山根城は、那須資隆 の十男為隆(余一宗隆の兄)が、建久年間(1190~1199年)に築城した千本城の支城の一つであったが、築城者や築城年代の詳細な記録は残っていない。
千本城主は大谷津城、杉山城、続谷城、田野辺城、芦原城などの支城を有し、武勇に勝れた那須一族であったが、同族との間に不和が生じ、天正十三年(1585年)十二月八日、烏山城主那須資晴の手によって烏山の滝の太平寺において、城主千本資俊・子資政と共に謀殺された。
時を同じくして攻め込んできた烏山の軍勢によって、千本城ばかりでなく山根城や他の支城も落城したと伝えられている。『城跡碑文』より。