山之城 (やまのじょう)
最寄地 千葉県鴨川市南小町1520 2016.12.8
山之城 (やまのじょう)
最寄地 千葉県鴨川市南小町1520 2016.12.8
登城ルート(緑線は車道)
遊歩道入口(左)と林道(右)
遊歩道からの入口
堀切・土橋
主郭・櫓台
北の腰郭
腰郭下段の郭
山之城 主郭跡(地図)
【遺構★★★☆☆】
【感想】 城跡の標識など無く、多少不安になり遊歩道を東に行くと、中間点に棚山石宮があった。峠にハイキングコースの標識があり、思い切って左の藪を分け入って登ってみると、小郭や、主郭虎口横の櫓台と土塁が意外とよく残っていた。
【案内】 無線鉄塔のある嶺岡浅間の北の標高297.3m(林道より比高40m)の山頂にある。表記番地東の熊取林道を嶺岡浅間方面に向かう。ラジコンクラブの向いに遊歩道入口[マップコード309 392 047*75]があり、駐車スペースがある。
遊歩道の中間に棚山石宮が祀られている。入口より約650m行った峠の左に登り口(地図)があり、「白滝山嶺岡浅間コース」の標識が建てられている。
登って間もなく、もう一つの標識があり、さらにゆくと土塁の残る小郭がある。
更に北に行くと、土橋、堀切がありその先の右手に櫓台がある主郭となっている。主郭には土塁が残り、中央に段差のある石積みが南北に伸びている。 その北に腰郭が2段になって残っている。
【歴史】 天文二年(1533年)里見義通は妹を娶っていた正木通綱(時綱)により築城され、正木通綱が居城とし、正木氏初期の本拠地であった。
通綱の子供である正木時茂・時忠兄弟は拠点を大多喜城・勝浦城に移したことから16世紀中期には廃城になったと考えられている。