丸山城 (まるやまじょう)
所在地 福島県大沼郡金山町沼沢 2018.5.26 6.3
丸山城 (まるやまじょう)
所在地 福島県大沼郡金山町沼沢 2018.5.26 6.3
登城ルート(緑線は車道)
道の駅「かねやま」にある模型(矢印が丸山城)
林道より展望の小径入口
1番目の堀切
2番目の堀切
反射板
鬱蒼とした主郭
居館跡・沼御前神社
丸山城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高200m(北麓より)】
【感想】 高森山から北に伸びた標高690mの尾根に郭があり、南側林道との間に2ヶ所堀切が残っている。草木に覆われ隈笹も多いが、所々にマーキングテープがある。
道の駅の模型を見て見当をつけ行ってみたが、城跡の表示はなく当初「観察の小径」を北に登ったが、ただの自然地形で一旦諦めて帰途についた。
帰宅後情報を調べていくうち、林道の北側尾根が城跡らしく、1週間後再び訪れた。「展望の小径」を北に行き、尾根に2ヶ所の堀切を見付けた時は、苦労が報いられた感がした。
【案内】 道の駅「かねやま」(金山町中川上居平949−1)に沼周辺の模型があり、その中に丸山城が表示されている(但し林道の南側尾根にランプがあり、実際は林道北側で、多少ずれている)。
上野沢集落より南へ行き「県立会津農林高校学習の森」「高森山」の標識のを右折する[マップコード397 039 884*12]。
そこより林道を約2km行くと、「学習の森案内図」が建てられ、その前に駐車できる[マップコード397 071 154*86](但し、カーナビにこの林道は表示されないが、近づいてゆくのが判る)。
少し手前のカーブミラー横に「展望の小径はこちらです 200m」が建てられ、そこから登る(地図)。
尾根のピーク手前に堀切があり、少し行くと2番目の堀切がある。土橋のような細い尾根を下ると、反射板があり、更に下ると連続竪堀のような起伏が見られる。そこから15m程登ると主郭に出る。
主郭は傾斜した平坦地で草木に覆われ、「福島県」と刻まれた三角点のような標柱が建っている。
【居館跡】 沼沢湖畔の高台にあり、「沼御前神社」が建てられている。東側が一段高く、南東側下段に駐車場が用意されている[マップコード397 100 591*83](地図)。
【歴史】 横田山ノ内氏の当主俊光の弟俊安は分家して沼沢に住み、その子俊興が沼沢氏を名乗り、5代重通まで丸山城主として150貫文の領地を有した。沼沢氏は葦名氏に従い武功を立てている。
天正十七年(1579年)葦名氏は摺上原の戦いに敗れ、沼沢出雲守は葦名義広に従って陸奥へ逃れた。