猪去館 (いさりたて) (猪去御所)
最寄地 岩手県盛岡市猪去橋場48 2017.4.23
猪去館 (いさりたて) (猪去御所)
最寄地 岩手県盛岡市猪去橋場48 2017.4.23
登城ルート(緑線は車道)
南東より主郭
南側空堀・帯郭
虎口・主郭・帯郭
北側帯郭・二本杉
西側空堀
南の郭
猪去館跡(地図)
【遺構★★★☆☆】
【感想】 西側を除いた他の三方に帯郭があり、南から西にかけて空堀が残っている。二本杉が訪問の目安となる。林檎の実る秋の訪問は避けた方がよいと思われる。
【案内】 県道172号線より南に約1.6㎞行った表記番地南の台地先端部にあり、果樹園となっている[マップコード81 609 871*34](地図)。
空堀を挟んで南に郭があり、東側は谷となり一部池がある。
【歴史】 築城時期ははっきりしないが、猪去斯波氏の居館として使われたという。
天文十四年(1545年)、高水寺城主斯波詮高は南部氏から岩手郡太田、滴石城を攻略し、南部晴政を三戸に敗走させ、翌年詮高は嫡男経詮に家督を継がせ、次男・詮貞を滴石から改称した雫石城に、太田に三男詮義を猪去館に配置して、「三御所」と称されて南部氏の反攻に備えた。