榛名峠城 (はるなとうげじょう)
所在地 群馬県利根郡みなかみ町下津 2019.2.16
榛名峠城 (はるなとうげじょう)
所在地 群馬県利根郡みなかみ町下津 2019.2.16
登城ルート
県道36号線南の登り口
5号目の切通し
9号目の堀道
東の広い郭
北東の山頂
南西の山頂の主郭
祠と主郭
榛名峠城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高220m】
【感想】 みなかみ町と高山村の境目の標高約859mの山頂に築かれている。2つの山頂を中心に、東と南に広い郭が広がっている。
積雪ではっきりしないが、遺構は少ない。東西に細長い主郭に石祠が祀られていた。
北斜面の林道は積雪があり、大きな動物の足跡が見られ、熊かと用心しながら登った。林道も往来が少ないせいか、所々灌木で塞がれている。
【案内】 国道17号線「名胡桃城址前」交差点より左折、約500m南下すると県道36号線に合流し、そこより県道36号線を赤根トンネル方面へ向かう。
約2.4km南へ行った所から左の林道に入る[マップコード183 523 515*87](地図) 。登坂車線がある2車線の、その先に左側に寄せて駐車できる。
登り口の先が2股になり左へ、県道を見ながら登る 。5号目付近に切通しがあり、約1300mの林道を登ると、東側の郭と思える平坦地に着く。
更に西へ北の山頂の郭を経て、南西へダウンアップすると、東西に細長い主郭がある。主郭西端には祠が祀られ、南の尾根にも郭がある。西側尾根に堀切等は見られなかった。
【歴史】 天正十年(1582年)の武田氏の滅亡後、天正壬午の乱を経て独立した真田氏と後北条氏が沼田・吾妻領をめぐって争った。
このころ後北条氏により築かれ、ここより名胡桃城攻撃の軍が進発したという。