柏葉城 (かしわばじょう) (柏葉館)
所在地 岩手県花巻市田力第3地割16 2017.10.26
柏葉城 (かしわばじょう) (柏葉館)
所在地 岩手県花巻市田力第3地割16 2017.10.26
説明板
小川・説明板
城跡碑・説明板
説明板
西側
柏葉城跡(地図)
【遺構★★☆☆☆】
【感想】 花巻空港の東に位置し、小川の南に城跡がある。農道横に堀跡が認められ周囲より微高地となり住宅が建っている。
【案内】 広域農道286号線より北に行った、花巻市田力第3地割の小川の手前に[柏葉城跡]の石碑、説明板が建てられている[マップコード108 887 898*53]。
【歴史】 北上市飯豊町の『柏葉神社縁起』によると、城主は東磐井郡薄衣村の米倉城主・美濃入道経蓮(みちづれ)(改名)千葉山三良と伝えられる。
薄衣美濃の始祖は千葉県荒川城の藩士で、文治五年(1189年)源頼朝の奥州藤原氏討伐に参戦し、その功により県南の領主葛西氏の執権職となり薄衣5ヶ村を領した。
天正十八年(1590年)豊臣秀吉の奥州仕置きによる領主葛西氏の改易に伴い、薄衣美濃は千葉山三良(やまさぶろう)と改名、南部領のこの地に濠を巡らし館を築いて守護神に柏葉稲荷を勧請した。千葉山三良は後に南部藩主より、50石を拝領したが、子に譲り和賀郡飯豊村に移住した。
慶長六年(1601年)岩崎城における和賀忠親らの浪人一揆に加担、南部藩と戦い討死したという。『現地説明板』より。