福田館 (ふくだだて)
所在地 青森県三戸郡南部町福田舘30 2018.4.21
福田館 (ふくだだて)
所在地 青森県三戸郡南部町福田舘30 2018.4.21
説明板
瑞泉寺
瑞泉寺本堂
西側墓地の空堀
北西の空堀
福田館跡(地図)
【遺構★★☆☆☆】
【感想】 馬淵川右岸の福田部落の台地北端部にあり、東西約170m南北約230mの広さであったという。現在、瑞泉寺境内となっている。
北側空堀は、篠竹が密生し踏み込む余地もなく見られなかったが、西側の墓地から伸びる空堀は見ることが出来た。
【案内】 国道104号線「福田入口」交差点より県道223号線を約500m南下し左折すると、瑞泉寺(表記番地)の南側に説明板が建てられている[マップコード346 420 668*13]。
瑞泉寺墓参用駐車場が利用できる。駐車場の西と北に空堀が残っている(北側は篠竹の中で見られなかった)。
【歴史】 築城年代は定かではないが、福田氏代々の居館であった。天正年間(1573~92年)福田掃部が南部信直からこの地を中心に1千石を給され、元和四年(1618年)福田治部が南部利直より5百石を給されていた。
三戸南部氏が盛岡城へ移った後は福田氏もそれに従ってこの地を去ったという。
寛文五年(1665年)八戸藩成立と共にこの地はその支配下に入り、明治維新を迎えた。『福地村教育委員会説明板』より。