懐嶋館 (ふところじまやかた)
所在地 神奈川県茅ヶ崎市円蔵2321−1 2022.8.19
懐嶋館 (ふところじまやかた)
所在地 神奈川県茅ヶ崎市円蔵2321−1 2022.8.19
神明大神宮
館跡碑・懐嶋平権守景能公の像
懐嶋平権守景能公の像
懐嶋館跡(地図)
【遺構★☆☆☆☆】
【感想】 遺構は消滅しているが、神明大神宮に大庭景義(景能)を偲ぶ石像や石碑、層塔など多くあり、それだけでも嬉しいものだ。
懐嶋館土塁跡の小さな石碑があるが、土塁は見られなかった。宅地化で消滅し石碑だけ移設されたのかも。
【案内】 県道45号線「神明大神宮入口」交差点より東に約200m行くと神明大神宮(表記番地)があり、鳥居向かいに参詣用駐車場が用意されている[マップコード15 348 010*71]。
社殿左奥に館跡碑・懐嶋平権守景能公の像が建てられている。社殿背後に懐嶋平権守景能公・大庭小次郎景兼公の層塔と顕彰碑が建てられている。
【歴史】 鎌倉時代初期の御家人大庭景義(景能)の館跡と伝えられる。
大庭景義は、鎌倉幕府の重臣であったが、晩年に鎌倉を追放され嫡男・大庭小次郎景兼に家督を譲り出家、懐嶋に隠棲し懐嶋景義と称した。
今日でも謎が多いが、それによれば建久4年(1193年)八月、大庭景義は同じ相模の有力武士の岡崎義実とともに、老齢を理由に出家したことになっている。