真木山城 (まきやまじょう)
最寄地 山形県西村山郡朝日町大谷1000 2018.4.22
真木山城 (まきやまじょう)
最寄地 山形県西村山郡朝日町大谷1000 2018.4.22
登城ルート(緑線は車道)
切通し・登り口
堀切
祠
堀切・主郭
主郭
主郭背後の浅い堀切
真木山城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高120m】
【感想】 大谷川とその支流「こうや沢」に挟まれた標高246mの山頂に築かれている。山頂に主郭があり前後を堀切で防御し、東側に堀切に続く2重竪堀が残っている。
2つの段郭群は草や笹で覆われており、迷わないよう振り向きつつ地形を覚えておくとよい。
【案内】 県道9号線の表記番地北より西へ約300m行った付近の路肩に駐車できる[マップコード407 619 565*28](地図)。
「こうやざわ橋」を渡って道なりに行くと切通しがある。その右側から登り笹の生えた尾根を西に登る。
頂上に出たら尾根を右にゆき、30mほどで堀切に着く。上段に土塁のある空堀が残り、10段ほどの段郭群がある。
東へ伸びる尾根に出、左に進路を変え8段ほどの段郭群を登る。
堀切があり右(北)に2重竪堀がある。少し登った平坦地に、祠があり、堀切を経て標高246mの山頂に主郭がある。西側背後には浅い堀切がある。
【歴史】 築城時期などは定かでない。寒河江大江氏と血縁関係にあった大谷氏が城主であった。
天正十二年(1584年)寒河江氏が最上義光に滅ぼされると、城主大谷彦次郎元秀は、最上氏に降らず平塩池之坊に亡命し、家臣達は帰農したといわれる。真木山城はこの時、廃城になったとされる。