本納城 (ほんのうじょう)
所在地 千葉県茂原市本納3101 2015.4.5
本納城 (ほんのうじょう)
所在地 千葉県茂原市本納3101 2015.4.5
登り口
袋狭間
虎口
主郭・城址碑
2の曲輪
本納城 主郭跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高40m】
【案内・感想】 蓮福寺(表記番地)の山門横を入ると参詣用駐車場があり[マップコード130 831 374*03] 、近くに説明板が建てられている。本堂右手より北に登り、墓地の西側に登り口があり、説明板が建てられている。
「袋狭間」と呼ばれている切通の道を登ると虎口があり、比高約40mの主郭がある。東に一段下がって曲輪がある。削壁、抜け穴、袋狭間、狼煙台跡等々、中世山城の遺構があり、周囲は断崖絶壁の要害となっている。
昭和五十三年(1978年)12月28日茂原市の史跡に指定された。
【歴史】 室町末期、享禄二年(1529年)に築城されたと伝えられ、地の利を生かした要害堅固な山城であった。
永禄の頃、黒熊大膳景吉という武将が居城し24郷を治め武威を誇っていた。永禄七年(1564年)国府台合戦の後、安房里見氏の傘下を離反した土気城主・酒井胤治の軍勢に急襲され、永禄十二年(1569年)三月二十八日落城、城主景吉は切腹したと記録されている。
その後、土気方から城代家老・板倉右衛門が統治したが、天正十八年(1590年)小田原落城後、徳川幕下の旗本知行地となり、廃城となった。『茂原市教育委員会説明板』より。