長者山城 (ちょうじゃやまじょう)
最寄地 茨城県水戸市渡里町3156 2015.2.28
長者山城 (ちょうじゃやまじょう)
最寄地 茨城県水戸市渡里町3156 2015.2.28
石碑
土塁
空堀
長者山城跡 入口(地図)
【遺構★★★☆☆】
【案内・感想】 那珂川とその支流に突き出た台地先端部にある。常磐自動車道「水戸北スマート」ICより国道123号線を南に約1km行き、東に左折し約560m行った地点の北に「一盛長者伝説地」(側面に由来文)の石碑が建てられている[マップコード47 247 735*33]。
その北に長者山城跡(民有地)があり土塁、空堀の一部が残っている。
【歴史】 この長者山は、源義家によって滅ぼされたという一盛長者の伝説地である。
後三年の役(1083~87年)の時、十万の兵を率いて奥州に向かった義家は長者の家に泊まって、豪勢なもてなしを受けた。奥州平定後、再びここに泊まり、前に劣らぬ接待を受けた義家は、このような富豪は後日の災いになると考え、急に長者を襲って滅ぼしてしまったという。水戸市教育委員会『城跡碑側面由来文』より。