高館 (たかだち) (衣川館)(ころもがわのたち)
所在地 岩手県西磐井郡平泉町平泉柳御所14 2014.8.16
高館 (たかだち) (衣川館)(ころもがわのたち)
所在地 岩手県西磐井郡平泉町平泉柳御所14 2014.8.16
義経堂
源義経公供養塔
資料館
芭蕉句碑
高館跡(地図)
【遺構★★☆☆☆】
【案内・感想】 北上川右岸の丘陵にあり、国史跡「柳之御所跡」の北に位置する。近くまで行けるが、駐車スペースは少ない[マップコード142 284 243*57]。
管理事務所(有料200円)横の石段を登ると細長い尾根に出る。尾根の南西に芭蕉の句碑「夏草や兵共が夢乃跡」が建てられている。
北西の隅に義経公供養塔が祀られ、天和三年(1683年)伊達綱村の建立した「義経堂」(表記番地)があり、ガラス越しに甲冑姿の義経像が拝観できる。手前に義経ゆかり物を展示した資料館がある。
【歴史】 藤原秀衡は、兄源頼朝に追われて逃れてきた源義経を平泉に匿った。
しかし、文治三年(1187年)十月秀衡が没した後、源頼朝の圧力に耐えかねた4代康衡は父の遺命に背き義経を襲った。文治五年(1189年)閏四月三十日、一代の英雄義経はここに妻子を道連れに自刃した(享年三十一歳)。
『吾妻鏡』によると、義経は「衣川館」に滞在していたところを襲撃されたとある。