柏木城 (かしわぎじょう) (柏木森城・柏木森ノ塁) (村の史跡)
最寄地 福島県耶麻郡北塩原村大塩上六郎屋敷2160 2018.5.26
柏木城 (かしわぎじょう) (柏木森城・柏木森ノ塁) (村の史跡)
最寄地 福島県耶麻郡北塩原村大塩上六郎屋敷2160 2018.5.26
登城ルート(緑線は車道)
清野六郎屋敷跡
南側切岸
主郭東の帯郭・土塁
空堀
主郭・土塁
空堀と土橋・2郭・土塁
2郭・土塁
柏木城 主郭跡(地図)
【遺構★★★★☆ 比高90m】
【感想】 北塩原村大塩の標高約514mの丘陵に築かれ、主郭を中心に南に帯郭、西に2郭、3郭を置き、東に空堀で隔てて丸馬出、4郭が配置されている。そのほか西の郭、中の郭、東の郭などで構成され城域は広大である。
発掘も各所で行われ、石積が点在し、土塁や空堀、土橋、丸馬出などよく残っている。案内標識なども整備されて分かりやすくなっている。
清野六郎屋敷は「北塩原村活性化センター」敷地となり遺構は見られない。綱取城主の松本勘解由左衛門宗輔に従った土豪・清野六郎の館と伝えられる。
【案内】 国道459号線「北塩原郵便局」の前から西へ村道を登ると、清野六郎屋敷跡に「北塩原村活性化センター」(表記番地)があり、案内板が建てられている。
そこから西へ約300m行き、左折約600m行くと、標識のある入口がある[マップコード97 897 032*86](地図)。その手前に駐車スペースがある。
約500m狭い農道を北東に歩くと、説明板のある場所に着く。
北塩原村の史跡に指定されている。
【歴史】 天正十二年(1584年)黒川城(後の若松城)主・蘆名盛隆によって築かれたと云われる。盛隆は勢力を増しつつあった米沢の伊達氏への備えとして築き、家臣に守らせた。
天正十七年(1589年)摺上原の戦いで蘆名義広(享年14)は伊達政宗に敗れ、蘆名氏は滅亡し、柏木城も廃城となった。