柳沢城 (やなぎさわじょう)
所在地 群馬県吾妻郡東吾妻町原町 2015.1.14 2020.11.23
柳沢城 (やなぎさわじょう)
所在地 群馬県吾妻郡東吾妻町原町 2015.1.14 2020.11.23
登城ルート(緑線は車道)
不動堂
沢の梯子・胎内窟
主郭・観音像・祠
西側2郭
2郭3郭間の堀切
4郭東の堀切
5郭東の堀切
柳沢城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高110m】
【感想】 岩櫃城の北東約1kmにある標高542mの岩場の山頂に主郭があり、北西尾根に4つの郭を配置し、夫々深い堀切で区分されている。
主郭南側に岩場を利用した堀切があり、頂上からは吾妻川や中之城町の市街が一望できる。
また、北西の3つの大堀切は見応えがある。5郭は2段になり西側に幅広の堀切があるが、こちらは薮化しておりはっきりしない。
【案内】 県道28号線「大戸口」交差点北東約80mより北へ「吾妻線」「国道145号線」を潜り、道なりに約640m行くと不動滝への分岐があり(直進すると岩櫃城跡に至る)、右折し下って行った不動堂の駐車場が利用できる[マップコード295 532 416*67]。
不動堂の先に「不動の滝」があり、不動堂手前山側に登り口(地図)がある。
北の沢を登り「胎内窟」や「金堀穴」の横を通って、岩場の2ヶ所の鉄梯子やチェーンを手繰って400mほど登ると「観音山」頂上に主郭があり、祠、観音像が建てられている。
その西の下段に2、3、4、5郭がならんでそれぞれ堀切で隔て、西側は幅広の堀切で西の山と区分されている。
【歴史】 岩櫃城主・2代斉藤太郎行禅は、重臣秋間氏の反対を押し切って柳沢城を家臣で娘婿の柳沢安吉に与えたが、3代斎藤行弘のときに柳沢安吉は反乱を起こし鎮圧されたという(『原町誌』)。