山中城 (やまなかじょう)
最寄地 千葉県山武郡芝山町山中1436 2018.9.23 10.4
山中城 (やまなかじょう)
最寄地 千葉県山武郡芝山町山中1436 2018.9.23 10.4
登城ルート
南城入口
八幡神社
南城主郭・西側土塁
2郭主郭間の空堀
西郭北側の郭
北城入口
北城主郭・高土塁
稲荷神社
北城主郭南西内側の空堀
山中城 南城跡(地図)
【遺構★★★★☆ 比高20m】
【感想】 芝山町山中の谷を挟んだ南北2つの標高32mほどの丘陵に築かれている。空堀や土塁がよく残っている。
南城、北城とも遺構はよく残っているが、神社周辺以外は鬱蒼とした竹林や杉林の中にあり、倒竹に足を取られ、城域も広く探査に苦労する。
【案内】 南城。県道45号線の徳蔵寺(表記番地)へ向かう三叉路のバス停横のゼブラゾーンに駐車できる[マップコード137 412 594*78]。
西20mの民家横に八幡神社参道がある。
八幡神社の背後に2郭、東側に空堀を挟んで南城主郭がある。
八幡神社西の桝形を挟んで西側に3郭がある。その南北下段の竹林の中に広い郭が残っており、西端を囲むように深い空堀がよく残っている。
北城(地図)。反時計回りに約400m行った德藏寺(表記番地)先から稲荷神社への参道があり、その手前に駐車できる[マップコード137 412 798*76]。
神社東に高土塁と空堀があり、神社及び背後に2郭がある。南から西にかけて深い2重空堀が残っている。
神社東の土塁手前から右に行くと、竹林となった主郭がある。
【歴史】 築城年代は定かではないが、16世紀初頭、印旛郡栄町の大台城主・井田氏の客将和田胤信によって築かれたと云われる。
天正十五年(1587年)の井田因幡守の家臣として、和田左衛門尉の名が見られる。