名草城 (なぐさじょう)
最寄地 栃木県足利市名草中町1190 2021.12.4
名草城 (なぐさじょう)
最寄地 栃木県足利市名草中町1190 2021.12.4
登城ルート
林道始点・建物右より
南側の堀切
主郭・土塁
東側の堀切(主郭方向を振り返る)
金蔵院にある南宗氏の五輪塔
南氏の墓所・右から3基目が南宗継の五輪塔
名草城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高170m】
【感想】 足利市名草中町と田島町の境にある標高267mの南陽山に築かれており、周囲に土塁がよく残っている。
南側に3段の郭が見られ、下段に堀切がみられる。一方東側に2段の帯郭があり、土橋付の堀切がよく残っている。
【案内】 県道208号線に面した「金蔵院」(表記番地)南にある八坂神社に駐車できる[マップコード34 807 209*68]。
南の民家前から西に行くと、名草川に架かる「殿入橋」があり、約150m西の「YKK」の看板のある 廃屋の先から荒れた林道始点がある(地図)(数m薮があるがその先は開けている) 。
しばらく進むと砂防ダム南に獣除けフエンス扉があり、そこから沢に沿って 山道が続いている(所々にピンクのマーキングあり)。
尾根の鞍部(地図)から北西に2つのなだらかなピークを越えに、時計回りに尾根を登ると主郭に至る。鞍部から南に行くと石尊山城に至る。
「金蔵院」には南宗継の直孫南宗氏(むねうじ)の五輪塔があり、永和元年(1375年)の銘が残る。
清源寺(足利市名草中町3513)は正平十二年(1358年)南宗継の開基になる寺院で、南氏の墓所がある(地図)。向かって中央が南宗継の五輪塔で、応安四年(1371年)の銘が残る。
【歴史】 足利尊氏の家臣南宗継の詰めの城とされている。