小屋館 (こやたて) (岩色城・苗代田館)
所在地 福島県本宮市岩根小屋舘山 2020.4.19
小屋館 (こやたて) (岩色城・苗代田館)
所在地 福島県本宮市岩根小屋舘山 2020.4.19
登城ルート
岩色神社登り口
手前の岩場
岩色神社
帯郭・鈍った切岸
主郭・三角点
南東5段目
小屋館跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高100m】
【感想】 五百川左岸の小屋舘山にある標高348.4mの山頂に築かれている。細長い主郭の北側に三角点があり、周囲に帯郭がある。
また、全体的に鈍っており、はっきりはしない所もあるが、北東尾根と南東尾根に5、6段の段郭が見られる。
【案内】 県道8号「本宮熱海線」横に「岩色(愛宕)神社」の登り口がある[マップコード377 236 173*60](地図)。
ここからは神社直前に滑落しそうな岩場の斜面があり、それを避けるなら遠回りだが、東側の苗代田神社から岩色神社に歩いた方が良い。
岩色(愛宕)神社の裏から山道があり、南尾根まで通じている。尾根付近の道は消えているが、尾根を辿ると段郭を経て頂上主郭に着く。
【歴史】 南北朝時代、南朝方に付いた岩色城が、北朝方によって攻略されたという。
天正年間(1573~92年)前期には、安積伊東氏の一族・伊東弥平左衛門が在城した。
天正十四年(1586年)二本松畠山氏に替って伊達氏の支配下となった。