請戸城 (うけどじょう) (請戸館・大平山城)
所在地 福島県双葉郡浪江町請戸 2017.7.8
請戸城 (うけどじょう) (請戸館・大平山城)
所在地 福島県双葉郡浪江町請戸 2017.7.8
登城ルート
北側の元田圃
大平霊園
霊園西の平坦地
北側頂上
南側頂上の段・土塁
請戸城跡(地図)
【遺構★★☆☆☆】
【感想】 2011年東北大震災後の4月に訪れた時は、北から南にかけて車や流木、建物木材等がゴロゴロ転がって、北の田圃は湖のようになっていた。今では、かっての美田は草原となり放置され、人影も見当たらない。
遺構ははっきりしないが、大平霊園とその西の一段上がった所に平坦地がある。
堀道が見られ、北西の最高所が櫓台と思われる。尾根が南に延び、南端に段のある平坦地が見られる。
【案内】 国道6号線「高瀬」交差点より東に約1.4㎞行った右(南)の丘陵に位置し、東側は「大平霊園」敷地となっている[マップコード260 528 304*78]。
【歴史】 平安時代の保元年間(1156~59年)、標葉(しねは)四郎隆義により築かれたと伝わる。以後鎌倉時代、南北朝時代、標葉氏が居城とした。
標葉隆連の兄盛隆の長子清隆は、嘉吉元年(1441年)請戸館から本城館(浪江)を築いて移ったが、防御に難があり文安年間(1444~49年)さらに権現堂城を築いて移った。