大館城 (おおだてじょう) (飯野平城)
最寄地 福島県いわき市好間町下好間大館87 2014.4.10
大館城 (おおだてじょう) (飯野平城)
最寄地 福島県いわき市好間町下好間大館87 2014.4.10
入口・城址碑
本丸下・城跡碑
本丸下・神社入口
湯殿山神社
本丸・戦役碑
大館城 本丸跡(地図)
【遺構★★★☆☆】
【案内・感想】 国道6号線の「内郷御台境」交差点を西に折れ国道49号(旧道)を約600m進んだ地点から南西に直角に曲がる上り坂入口に「大舘城址」の石碑が建てられている。
住宅地を過ぎると右折し急な坂になるが本丸下・城跡碑のある曲輪まで車で行ける[マップコード82 494 299*37]。
そこより東に歩くと湯殿山神社(表記番地)があり、一段高く本丸跡がある。本丸跡には「戦没者慰霊碑」「忠魂碑」(倒壊している)が建てられている。
【歴史】 浜通り南部の戦国大名であった岩城常隆により、文明十五年(1483年)に、夏井川の南の丘陵に築かれた。一説には、常隆の祖父で嘉吉の内紛を制した岩城隆忠の代に築かれたともされる。
代々岩城氏が居城としたが、岩城氏は関ヶ原の戦い後に所領を没収され、慶長七年(1602年)に鳥居忠政が十万石で入封し、大館城の新たな城主となった。
忠政は徳川幕府の命を受けて、大館城の東に新たに磐城平城を12年かけて建設し、元和元年(1615年)完成と共に居城を移した。これに伴い、大館城は廃城となった。