平山館 (ひらやまやかた) (平山家住宅)
所在地 埼玉県熊谷市樋春1067 2015.12.25
平山館 (ひらやまやかた) (平山家住宅)
所在地 埼玉県熊谷市樋春1067 2015.12.25
案内看板
平山家住宅
西側空堀
北側空堀
平山家住宅空堀(地図)
【遺構★★★☆☆】
【案内・感想】 国道385号線の北「JAくまがやふれあいセンター江南店」(熊谷市樋春155)に駐車して、北に100mほど歩くと「平山家住宅→」の標識が建てられている。
茅葺母屋が無料で見学でき、前に説明板が建てられている。北西隅の土塁上に宮が祀られ、北西側から北側及び東側にかけて空堀・土塁がよく残っている。南側には住宅が建てられ、改変されている。
平山家住宅(表記番地)の建築年代は18世紀初頭と推定され、南関東における梁間の特に大きい農家の代表例である。
昭和四十六年(1971年)6月22日埼玉県下の民家5棟が重要文化財に指定され、その内の一つである。
昭和五十年(1975年)9月~五十二年(1977年)3月解体修理が行われた。
【住宅構造】 桁行17.4m、梁間11.9m。入母屋造、南面及び西面庇付き、東面葺おろし下屋附属、茅葺総面積222㎡
【歴史】 平山家の先祖、深谷上杉氏の家臣平山豊後守は、天正十八年(1590年)豊臣秀吉の小田原征伐に際し深谷城の落城後、帰農した。
江戸時代には世襲名主を務めた村内屈指の旧家であった。