軽米城 (かるまいじょう)
所在地 岩手県九戸郡軽米町軽米第10地割85 2014.8.14
軽米城 (かるまいじょう)
所在地 岩手県九戸郡軽米町軽米第10地割85 2014.8.14
軽米町役場・城跡碑(右端)
軽米町役場
本丸跡・堀跡
軽米城 本丸跡(地図)
【遺構★★☆☆☆】
【案内・感想】 軽米町を見下ろす丘陵上にあり、軽米町役場(表記番地)の敷地を含む一帯である。
本丸、二の丸に堀を廻らす東西200m、南北120mの平城であったが、遺構は少なく、道路となった堀跡や一段高くなった地形に城跡を偲ぶことが出来る。
本丸は消防施設、駐車場となり[マップコード209 565 770*65] 、二の丸とされる軽米町役場の南側石段の右側斜面に「軽米城跡」の石碑が建てられている。
【歴史】 築城時期は不明である。軽米氏の本拠地であった。天正十九年(1591年)九戸政実の乱に際し、九戸城に立て籠った軽米兵右衛門の名前が見られる『奥南旧指録』(『奥南旧指録』)。
乱鎮圧後に、北信愛(のぶちか)の三男、九兵衛愛継が2千石の知行を得て居城とした。
寛文五年(1665年)八戸藩の立藩に伴い、北氏は鹿角大湯城に転封となり、以後八戸藩の軽米通代官所が置かれ、明治維新を迎えた。