大巻館 (おおまきだて) (河村館)
最寄地 岩手県紫波郡紫波町小玉根43 2017.4.23
大巻館 (おおまきだて) (河村館)
最寄地 岩手県紫波郡紫波町小玉根43 2017.4.23
登城ルート
入口標柱・説明板
西側帯郭
虎口・大正園碑
南東側空堀
東側帯郭
主郭
北側・千手観音
大巻館跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高60m】
【感想】 北上川を挟んで高水寺城の南南東約3kmの標高186mの館山頂上にある。
南北に細長く広い主郭を中心に東と西に帯郭が夫々伴い、南東側に空堀が残っている。よく手入れされ公園のようになっている。北端の一段下がった郭に千手観音が祀られている。
【案内】 国道456号線(遠野街道)より東に400mほど行った表記番地先の左側に「大巻館跡入口」の碑が建てられている[マップコード81 142 625*12](地図)。
入口より山麓を反時計方向に700mほど進み、南側より登り坂がある。
【歴史】 文治五年(1189年)源頼朝の奥州攻略に従って、武功のあった河村四郎秀清(千鶴丸)が斯波郡(しわぐん)東部を賜り、その子孫季興(ひでおき)が本拠として築いた。
南北朝時代、河村氏は南朝方として活躍するが、後に北朝方として高水寺城主斯波氏に従ったといわれる。
大正時代初め彦部村が整備保存し、大正園と名付けて現在に至る。