戸田城 (とだじょう)
最寄地 栃木県那須郡那珂川町東戸田136 2018.7.3
戸田城 (とだじょう)
最寄地 栃木県那須郡那珂川町東戸田136 2018.7.3
登城ルート
戸田城跡入口の標柱
3郭主郭間の横堀
2重堀切
主郭・北側土塁
主郭北下段の横堀
2郭
2郭北下段の横堀
戸田城 主郭跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高50m】
【感想】 那珂川町東戸田の標高181mの丘陵先端部に主郭を置き、南北に曲輪を配置した山城となっている。主郭周囲に横堀が良く残り、南西側尾根に2重堀切が残されている。
【案内】 国道293号線より町道を南に約450m行く。表記番地東の町道に面して熊野神社入口があり「戸田城跡入口」の標柱が建てられている[マップコード121 029 190*37](地図)。町道に路駐した。
熊野神社の石段を登り、拝殿左より尾根を登ってゆくと浅い堀切が見られる。さらに登ってゆくと、主郭を取り巻く横堀に出る。
南に3郭があり南西端に浅い2重堀切が残る。主郭は南北に細長い竹林となっており、低い土塁が南と北に見られる。
主郭の北に下ると、横堀があり、下段に藪化した2郭があり北端に横堀が残っている。北東側の横堀下段にも小郭がある。
那珂川町の指定史跡となっている。
【歴史】 築城時期や城主などは定かでない。南方1.5kmの所に、片平城があり、那須氏の一族・片平城の支城の1つであったとも考えられる。
戦国時代、片平氏などの那須一族は那珂川を挟んで佐竹氏側の武茂氏と対峙しており、武茂氏に対する備えとして築かれたと思われる。