大崎城 (おおさきじょう) (矢作城 )(やはぎじょう)
所在地 千葉県香取市大崎1036 2016.12.7 12.7 12.19
大崎城 (おおさきじょう) (矢作城 )(やはぎじょう)
所在地 千葉県香取市大崎1036 2016.12.7 12.7 12.19
登城ルート
主郭南側の空堀 (左2郭・右主郭)
主郭への上段の空堀
主郭跡
2郭西の空堀
白幡神社
4郭南空堀
3郭4郭間の堀切と両総用水
大崎城 主郭跡(地図)
【遺構★★★☆☆】
【感想】 香取市大崎の南北に伸びた丘陵に築かれ、4つの郭から構成された北から主郭、2郭、道路を挟んで3郭4郭と配置されている。
広大な城で堀切は深く見応えがあるが、全体的に薮が多く、保存状態は良くない。
【案内】 本命寺(表記番地)に駐車できる[マップコード609 103 899*42]。本命寺に説明板、その先に「大崎城跡」の標柱が建てられている。
標柱の先を左に登りそのまま直進すると空堀(堀切)に出る。堀切の西端から左に登ると2郭に着く(地図)。
戻って、堀切の西端から右に登ると(地図)、上段の空堀があり、更によじ登ると櫓台と思われる最高所に出る。その東に主郭があるが、藪に阻まれ一部しか見られなかった。
主郭の南の下段に宅地があり、ここも主郭の一部と思われる。
2回目は白幡神社から登ってみた[マップコード609 103 464*46](地図)。白幡神社の右手の社より登ってみると、深い空堀と南端に土塁の残る4郭に着く(地図)。南北100m以上の広大な郭で杉林となっている。
3郭(地図)との間に空堀が残り、4郭を両総用水トンネルが貫通している。用水道左側を北に行くと、2郭西側の空堀が残っていた。ここからは、切岸が急で2郭に登ることはできなかった。
昭和四十五年(1970年)5月27日、香取市の史跡に指定された。
【歴史】 鎌倉時代末頃、香取地域の在地領主であった千葉氏の一族国分氏5代泰胤が本矢作城より城替えして移った。矢作城とも呼ばれる。
その後、天正年間(1573~92年)最後の城主胤政の時、廃城となるまで約250年間国分氏代々の居城として機能した。