深津城 (ふかづじょう)
所在地 栃木県鹿沼市深津1435 2018.1.13
深津城 (ふかづじょう)
所在地 栃木県鹿沼市深津1435 2018.1.13
南西外堀
延命寺本堂
西側内堀
本堂裏北西側内堀
深津城跡(地図)
【遺構★★★☆☆】
【感想】 東側に流れる姿川の支流を天然の堀とし、他の三方を川から引き込んだ水堀で区画した平城であり、西側には空堀を追加した2重の堀が残っている。延命寺や墓地、宅地となり遺構は延命寺周辺に限られている。
【案内】 県道6号線より南に行った延命寺(表記番地)に向かう。延命寺駐車場が利用できる[マップコード132 143 353*38]。西側に浅い外堀と深い内堀(水堀)が残っている。
【歴史】 永禄年間(1558~70年)宇都宮広綱の家臣・小林豊後守によって築かれたという。
この一帯は宇都宮氏の勢力下で、深津城は、府所城・千渡城・茂呂城・ 石川城とともに、鹿沼城の壬生氏に対する備えとしての役割を担っていた。
慶長二年(1597年)宇都宮国綱は、秀吉により改易され宇都宮氏が滅ぶと、深津城も廃城となった。