沢田館 (さわだだて)
所在地 青森県十和田市沢田舘27 2016.6.6
沢田館 (さわだだて)
所在地 青森県十和田市沢田舘27 2016.6.6
登城ルート(緑線は車道)
北側道路の館入口・標柱
土橋・二重空堀
外側の空堀
館跡
北東空堀
沢田館跡(地図)
【遺構★★★☆☆】
【案内・感想】 県道166号線より、西に600mほど行くと、民家(表記番地)の入口に「沢田館跡」の標柱がある[マップコード824 241 881*47]。道は狭く駐車スペースは少ない。
まっすぐ南に入ると二重空堀が残り、土橋がある。大手枡形を入った民家の東側は杉林となり、東側と西側に空堀が伸びている。南面は急崖となっている。
【歴史】 築城時期、築城主ともに不明である。この地の在地領主沢田(恵比奈)氏は、建久二年(1191年)南部光行が糠部郡を領し下向した際、南部氏に従ったと云われている。
戦国時代には、「南部家幕の後七家」と称され、1千300石を領した。
天正十九年(1591年)九戸の乱では南部信直方に属した。
天正二十年(1592年)の「諸城破却書上」には、「沢田 平城 破 恵比奈 左近 持分」とあるが破却を免がれ、慶長三年(1598年)の「館持支配書」には「沢田館 1,300石 沢田助三郎」とある。