メナチャシ (面崖式)(国の史跡)
所在地 北海道日高郡新ひだか町静内目名 2014.8.7
メナチャシ (面崖式)(国の史跡)
所在地 北海道日高郡新ひだか町静内目名 2014.8.7
登城ルート(緑線は車道)
説明板
西の郭・北辺開拓の礎
稲田橋・堀・開拓碑
橋・堀
堀(続き)
東の郭・土塁
メナチャシ跡(地図)
【遺構★★★☆☆】
【案内・感想】 道道71号線より北に300mほど行くと、「御殿山公園」がある[マップコード551 108 303*21]。
公園の東に壕で区切られた二つの郭があり、夫々橋で結ばれている。
西の郭には「北辺開拓の礎」が建てられ、東の郭は面積も広く周囲に土塁がめぐっている。土塁・堀が整備され、全般的に遺構はよく残っている。
チャシはアイヌの砦、あるいは儀式の場所と云われ、海や川に面した眺めの良い丘や崖に一から数本の壕を掘って築かれている。
静内川流域の五つのチャシ跡とアッぺツチャシ跡が、平成九年(1997年)12月2日、「シベチャリ川流域チャシ跡群及びアッペツチャシ跡」として、国の史跡に指定された。
【歴史】 メナチャシは静内川上流に勢力を誇ったハエ(現門別町)のオニビシ方のチャシと云われている。オニビシは静内川を舞台に下流に勢力を誇るシャクシャインと争い、ここでシャクシャイン方に討取られたと云われている。