楊生新城 (ようしんじょう)
最寄地 岩手県一関市弥栄沼畑102 2019.10.1
楊生新城 (ようしんじょう)
最寄地 岩手県一関市弥栄沼畑102 2019.10.1
登城ルート
石段・城跡標柱
段郭
東側帯郭
東側帯郭(続き)
主郭へ
主郭・ 熊野神社
楊生新城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高50m】
【感想】 北上川の西の標高67.5mの山頂に築かれている。主郭の北から南東にかけて帯郭が残っている。主郭は神社周辺を除いて他は杉林の藪となっている。
北上川を挟んだ南東1.5kmに薄衣城 がある。
【案内】 国道284号線に面した表記番地西の歩道横に熊野神社階段があり、その前に駐車できる[マップコード110 690 145*81](地図)。そこに「楊生新城跡」の標柱が建てられている。
階段や堀道を登ると、段郭を経て帯郭横に着く。その上段が主郭で熊野神社が建てられている。
【歴史】 築城時期は不明だが、『熊野神社由緒』には正応五年(1292年)葛西氏の家臣千葉山城守持高が熊野神社を建立したと記されている。
また、弘治二年(1556年)持高の裔孫千葉山城守持家が新館山に熊野神社を建立し、神霊を移したと記されている。薄衣城主千葉氏の支流と考えられる。
天正十八年(1590年)豊臣秀吉の奥州仕置きにより葛西氏の滅亡と共に千葉氏も衰退し、その後廃城となった。