寺津城 (てらつじょう)
所在地 山形県天童市寺津2628 2016.6.10
寺津城 (てらつじょう)
所在地 山形県天童市寺津2628 2016.6.10
水郷寺津資料館
池
日枝神社
日枝神社由緒(創建の項に記載あり)
【遺構★☆☆☆☆】
【案内・感想】 水郷寺津資料館(天童市寺津50)の駐車場が利用できる[マップコード62 308 881*55]。
東側にある日枝神社(表記番地)一帯(地図)とされるが、遺構は特に見当たらなかった。
掲示板に貼られた日枝神社由緒に「応永二十二(乙申)年(1415年)寺津城主寺津甲斐守藤原秀敏は地域の守護神として日枝神社を創立した。」と書かれている。水郷寺津資料館が一角に建てられ、川を挟んで堀跡と思われる池がある。
史料館の古図によると、最上川・立谷川の氾濫で流路が変わった場所である。おそらく城跡も大きく影響を受けたのではなかろうか。
【歴史】 築城時期は定かでないが、明徳年間(1390~94年)最上氏を頼って近江から来た寺津秀敏を、最上2代直家は娘を娶わせ、最上川舟運の要衝に築城し、秀敏を初代城主とした。日枝神社は初代秀敏が近江より勧請したと云われる。
約二百年後の天正十二年(1584年)寺津甲斐守秀清の代に、最上氏11代義光(よしあき)に攻められ、落城した。
その後は舟運交通の要衝として、明治時代奥羽本線が開通するまで、繁栄していたという。