火渡館 (ひわたりだて)
最寄地 岩手県遠野市附馬牛町上附馬牛7地割76 2016.6.5 2017.4.23
火渡館 (ひわたりだて)
最寄地 岩手県遠野市附馬牛町上附馬牛7地割76 2016.6.5 2017.4.23
登城ルート
登り口・愛宕神社鳥居
堀切・土橋
主郭・神社
主郭東の二重空堀
主郭東の二重空堀(続き)
主郭背後の郭
北西堀切・曲輪
火渡館跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高60m】
【感想】 民家前を進み青い屋根の民家横に鳥居があり、そこより登る。愛宕神社南の堀切や東側の二重空堀は見応えがある。
【案内】 県道160号線の「火渡の石碑群」の道路反対側に駐車スペースがある。その北に200m歩き、表記番地東の鳥居より北に登る[マップコード810 244 236*84](地図)。
急斜面にある2の鳥居を過ぎると堀切があり東側に二重空堀がある。比高60m頂上平坦部に主郭があり、愛宕神社が建っている。
二重空堀と東の尾根を切る堀切が三重に一部見える。背後は鈍っているが段郭があり、北西に150mほど下ると堀切があり、その先に曲輪がある。
【歴史】 築城時期は不明。 戦国期には阿曽沼氏の一族、阿曽沼中務のとき当地を得て、火渡館に居住、附馬牛(つきもうし)氏とも火渡氏(ひわたりし)とも称した。
火渡中務の子広家(玄浄)は、慶長五年(1600年)阿曽沼一族内訌に与しなかったため、鱒沢館の鱒沢広勝らに攻められ、火渡館での攻防戦で討死した。