椿館 (つばきたて)
所在地 福島県福島市渡利 2020.1.18
椿館 (つばきたて)
所在地 福島県福島市渡利 2020.1.18
東側の段
東の頂上
鞍部・東の頂上
北畠顕国の碑
西側の郭
椿館跡(地図)
【遺構★★☆☆☆】
【感想】 福島城と阿武隈川を挟んだ南東約1kmに位置する標高142.7mの弁天山に築かれている。
東側の山頂との間の鞍部に、「北畠顕国の碑」「安寿と厨子王物語由来の地」が建てられ、南側に畝状竪堀状の4条の土塁が見られる。
【案内】 国道115号線より東に行った弁天山公園の駐車場が3ヶ所用意されている。
東口[マップコード475 267 677*00]と、南口[マップコード475 267 520*30]及びそこから登って行った中央口がある[マップコード475 267 661*00]。
【歴史】 築城時期は不明だが、『信達一統志』によると、磐城判官政氏の居館と云われる。政氏の子正道の子・安寿と厨子王の伝説が残っている。
南北朝時代、朝廷方の北畠顕家の一族北畠顕国が館主だったとされる。
顕国は北畠顕家に従って転戦し、父親房が拠った常陸国関城を与えられたが、興国五年(1344年)戦死した。