島守館 (しまもりだて)
所在地 青森県八戸市南郷大字島守舘22 2016.6.6
島守館 (しまもりだて)
所在地 青森県八戸市南郷大字島守舘22 2016.6.6
説明案内板
空堀
茅葺民家
休憩展望台
島守館跡(地図)
【遺構★★★☆☆】
【案内・感想】 県道42号線に面して入口に「島守舘農園」の標識があり、南に入ると駐車場が用意されている[マップコード209 897 719*17]。
駐車場の東に空堀が残り、その東の高台に茅葺民家(8.30~16.30開館:月曜休館)が建てられている。井戸が残り、説明板が建てられ、東に休憩展望台がある。南側の畑地は市民農園として利用されている。
規模は東西約90m南北約150mで、北側は「外舘」、南側は「舘」と呼ばれ、「舘」中央部の高くなった所が、館主の居館跡と見られている。
【歴史】 島守舘は南部氏の一族四戸氏が居住し、島守(嶋森)氏を名乗った。
天正十九年(1591年)の南部氏の跡目争いから始まった「九戸の乱」の時、城主島守(嶋森)安芸守は九戸政実方に就き、九戸城に馳せ参じた。
その留守中、島守舘は八戸の南部氏軍勢に攻められ落城し、島守安芸守は九戸城に於いて戦死し、島守氏は滅んだ。『南郷村誌』