馬加城 (まくわりじょう)
所在地 千葉県千葉市花見川区幕張3-1692 2016.1.6
馬加城 (まくわりじょう)
所在地 千葉県千葉市花見川区幕張3-1692 2016.1.6
幕張ハウス
幕張ハウス
【遺構★☆☆☆☆】
【案内・感想】 京葉道路「武石IC」より、南に県道57号線を約600m行った「幕張東小学校入口」交差点を右折、西へ450m行く。
京葉道路の南側に逆三角形の台地があり、巨大な高層住宅「幕張ハウス」及びその駐車場となっている[マップコード6 292 789*61] (地図)。遺構、標識等は無い。
馬加の読みは「まくわり」で、一帯の地名幕張(まくはり)と同音である。は=わ、とも読む。
【歴史】 大須賀庄本郷に所領を与えられた千葉常胤の四男大須賀胤信によって、治承四年(1180年)築城されたとされる。 のちに、胤信は埴生郡に移された。
時代は下り、室町時代後期には千葉満胤の長庶子・馬加康胤が拠り、享徳の乱に乗じて原氏と組んで、千葉胤直を滅ぼし、宗家の座を奪った。事態を知った将軍足利義政が介入したため、原氏、馬加氏の支配は長くは続かなかった。
廃城時期は不明だが、千葉胤富が天文年間(1532~55年)に在城したとの記録があり、戦国時代後期まで維持されたものと考えられている。