八幡平陣城 (はちまんだいらじんじょう)
最寄地 群馬県安中市簗瀬356 2020.9.9
八幡平陣城 (はちまんだいらじんじょう)
最寄地 群馬県安中市簗瀬356 2020.9.9
墓地入口
推定地(東方向)
梁瀬八幡平の首塚
八幡平陣城跡(地図)
【遺構★☆☆☆☆】
【感想】 安中市簗瀬の携帯無線塔が建っている一帯が陣城跡とされるが、遺構は残っていない。
むしろ東側の円墳にある首塚が、城跡との関連も想像され興味深い。また古墳時代の前方後円墳があり散策がてら往時を偲ぶのも一興だろう。
【案内】 「簗瀬公会堂」(表記番地)の駐車場が利用できる[マップコード247 793 580*23]。
公会堂の北側より墓地に入り、斜めに登ると携帯無線塔や高層アパートの建っている一帯が城跡と推定されている。
東側に歩くと、「梁瀬八幡平の首塚」がある(地図)。駐車場も用意されている。
道路を挟んだ東向かいに6世紀初頭に築かれたといわれる前方後円墳「梁瀬二子塚古墳」がある。
【歴史】 永禄四年(1561年)武田信玄が上州侵攻に際し、ここに八幡平陣城を築き、安中城と松井田城の間を分断した。当時松井田城主・安中忠政と子の安中城主・安中忠成は箕輪城主長野氏に属し、武田信玄と戦いを交えていた。『現地説明板』より。
首塚にはおよそ150体の頭骨が葬られており、刺傷もあることからこの時の戦死者の可能性が考えられるという。