両谷城 (りょうがいじょう)
最寄地 埼玉県児玉郡神川町矢納561 2023.8.21
両谷城 (りょうがいじょう)
最寄地 埼玉県児玉郡神川町矢納561 2023.8.21
登城ルート(緑線は車道)
林道横の入口
南1条目の堀切
南2条目の堀切・段郭
主郭・土壇
北側の堀切
両谷城跡(地図)
【遺構★★★☆☆】
【感想】 神川町矢納の南より伸びた尾根の標高585.4mの山頂に築かれている。主郭は径40m程の広さがあり、やや北寄りに細長い土壇があり、崩れているが大正7年製の石祠が見られる。西側に巨岩があり、北に少し下がって腰郭があり、北西尾根に堀切が設けられている。
また、南尾根には2条の堀切がよく残っている。
【案内】 県道331号線「吉田太田部譲原線」より左折、村道を進み「神川町営矢納体育館」(表記番地)前を通って、林道「高牛線」に入り、「風早峠・城峯山」の標識を見て、道なりに登ってゆくとヘアピンカーブ(登り坂)にカーブミラーがある[マップコード150 663 737*31](地図)。道は広く駐車可能。
そこより草の多い作業道があり、100m先の分岐を左に登ると尾根に着く。あとは尾根を辿り、ピークを越え下ってゆくと1条目の堀切に着く。次のピークの先に2条目の堀切があり、段郭を経て登ると、主郭に着く(ヘアピンカーブより歩行距離約500mで、比高差もなくアップダウンの尾根は開けており 歩きやすい)。
主郭の中央には土壇があり、北側に腰郭があり、その北側下段に堀切が残っている。
【歴史】 詳細は不明であるが、永禄年間(1558~70年)、上杉氏・武田氏の上州方面からの侵攻に対し、後北条氏が築いた城砦と考えられる。