綱取城 (つなとりじょう) (漆沢村館)
最寄地 福島県耶麻郡北塩原村北山上ノ台2850 2018.6.3
綱取城 (つなとりじょう) (漆沢村館)
最寄地 福島県耶麻郡北塩原村北山上ノ台2850 2018.6.3
登城ルート
大手登り口
虎口土塁
主郭
主郭東堀切
2郭・2段の帯郭
2郭東の堀切
上ノ台館跡
赤館跡
綱取城 主郭跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高90m】
【感想】 大塩川右岸の標高約390mの要害山に築かれている。登り口からは南西に会津盆地を展望できる要害である。
主郭までは遊歩道はあるが、主郭から東は放置され、草木で覆われはっきりしない。
【案内】 北塩原村立「第一中学校」(表記番地)東側の国道459号線入口から遊歩道があり、大手登り口の標柱と縄張図入りの説明案内板が設置されている[マップコード97 863 276*00]。中学校引込道が広く駐車可能である。
主郭の東西に堀切が残っている。東側に少し離れて2、3段の帯郭を伴った2郭があり、東に堀切がある。
国道459号線西側約200mに畑となった「居館跡」がある(地図)。その西約100mに「上ノ台館跡」があり、更に700m西に畑となった「赤館跡」がある(地図)。
【歴史】 明応四年(1495年)頃、松本氏により築城された。『会津舊事雑考』には、明応九年(1500年)二月五日、領主葦名盛高がこの城に籠城していた松本勘解由を攻め落とした。
天正十年(1582年)頃、葦名氏により伊達政宗の桧原城に対する備えとして、改修された。