上折壁城 (かみおりかべじょう) (山吹城・旭館・造日館・柏館) (市の史跡)
最寄地 岩手県一関市室根町矢越千刈田49−4 2019.10.16
上折壁城 (かみおりかべじょう) (山吹城・旭館・造日館・柏館) (市の史跡)
最寄地 岩手県一関市室根町矢越千刈田49−4 2019.10.16
登城ルート
説明板・遠景
入口
北東の郭(北より)
北の郭
主郭
西の空堀
西の空堀(南続き)
上折壁城 主郭跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高20m】
【感想】 室根町矢越の室根西小学校北の比高約20mの丘陵に築かれている。
東側の民家庭先を通る為、城跡に入りづらいが、東西2つの郭が並び、切岸や主郭西側に深い空堀がよく残っている。
【案内】 国道284号線よりJR大船渡線「矢越駅」西の市道を南に少し行った「ウッドギャラリー」(表記番地)右奥に説明板が建てられている(地図)[マップコード308 051 678*58]。
入口は100m程南側にあり、砂利道を北に約200m行き民家主屋左脇を北に行く(断る必要がある)。
北側の郭がありその南に切岸のある郭がある。更に進むと主郭北に着き、西側に回ると、深い空堀が見られる。
昭和五十五年(1980年)9月1日、一関市の史跡に指定された。
【歴史】 築城時期は定かでないが、戦国時代から葛西氏が滅亡する天正十八年(1590年)まで千葉氏の居城であった。山吹城・旭館・造日館・柏館の別称がある。
江戸時代の記録『仙台領古城書上』、『上折壁村風土記御用書出』によると、城主は葛西氏の家臣・千葉右馬之丞(または千葉右京亮)であった。
上折壁村・清水馬場村・釘子村・浜横沢村・下折壁村5村の旗頭であったと伝えられている。