松ヶ崎城 (まつがさきじょう)
最寄地 千葉県柏市松ヶ崎新田1‐8 2015.4.7
松ヶ崎城 (まつがさきじょう)
最寄地 千葉県柏市松ヶ崎新田1‐8 2015.4.7
説明案内板
虎口・土塁
本曲輪虎口・土塁
本曲輪土塁・空堀
物見台
腰曲輪
松ヶ崎城 本曲輪跡(地図)
【遺構★★★☆☆】
【案内・感想】 ローソン柏松ヶ崎店(表記番地)の東、紅白の送電線鉄塔の横より登ると、腰曲輪に駐車場[マップコード18 163 156*16](地図)が用意され、道路側に向けて「松ヶ崎城跡」の看板がある。
東西約120m、南北約140mの規模で中央の本曲輪にL字型に土塁・空堀が残っている。南東に物見台があり、本曲輪の周囲に曲輪があり西側に虎口があり、住宅地に至る。
平成十六年(2004年)7月1日、柏市の史跡に指定された。
【歴史】 松ヶ崎城跡は、戦国時代に手賀沼を見渡す台地の先端部に築かれた城館跡である。これまで一部の研究者には土塁・空堀で囲まれた単郭式の城館跡として知られていたが、古文書や記録などに、この城の記載がなく詳細は判らなかった。
【発掘調査】 平成十四・十五年度の発掘調査の結果、曲輪、土塁・空堀、虎口、土橋、物見台などの諸施設や、門跡、柵跡、溝などの地下遺構が台地全体に良好に残されていることが明らかとなった。
その際に出土した陶器(常滑焼の甕)・土器(擂鉢・土鍋など)から戦国時代の15世紀後半から16世紀前半頃に、築城されていたと考えられる。『柏市教育委員会説明板』より。