小松城 (こまつじょう)
所在地 山形県東置賜郡川西町中小松3114 2015.6.10
小松城 (こまつじょう)
所在地 山形県東置賜郡川西町中小松3114 2015.6.10
城跡碑(門柱)・土塁
城跡碑
土塁・新山神社
空堀
ゲートボール場・土塁
小松城跡(地図)
【遺構★★☆☆☆】
【案内・感想】 JR米坂線「羽前小松駅」より北へ700m程行った新山神社(表記番地)境内、その東の新山遊園地及びゲートボール場が小松城跡である。
東端入口の土塁に門柱型の城跡碑が建てられている[マップコード127 306 786*86](地図)。また簡単な説明板が立てられている。神社との間に堀、土塁が残る。
【歴史】 鎌倉時代、長井氏家臣舩山因幡守により創建され、戦国時代にかけて米沢城の重要な支城の役割を果たした。
伊達氏時代には大町修理亮貞継及びその子孫が7代114年間治め、その後、天文の乱で活躍した宿老桑折播磨守景長、朝廷より奥州守護代に任じられた牧野弾正左衛門久仲ら文武兼備の重臣が城主を務め、外交の席で連歌の宴が催された。
元亀元年(1570年)小松城主牧野久仲の実父中野宗時は連歌に興じていて米沢城に出仕せず、謀反を企て遠藤元信の暗殺を謀ったが失敗し、小松城に籠城し小松城の戦いの舞台となった(元亀の変)。その後、廃城となった。