高山城 (たかやまじょう) (日野城)
最寄地 群馬県藤岡市金井627 2017.11.11
高山城 (たかやまじょう) (日野城)
最寄地 群馬県藤岡市金井627 2017.11.11
登城ルート
百間築地の残存石垣と天屋城遠景
居館跡の 模擬石垣
用水トンネルの上より登る
要害山城と北側空堀
要害山城
天屋城南側尾根の大岩の堀切
天屋城 南側尾根1番目の堀切
天屋城 南側尾根2番目の堀切
天屋城 南側尾根3番目の堀切
天屋城主郭・三角点
北西側尾根の堀切
天屋城 南東側腰郭
高山城 主郭跡(地図)
【遺構★★★★☆ 比高150m】
【感想】 平城(百間築地のある居館跡)、標高約200mの丘城(要害山城)、標高297.3mの詰城(天屋城)から構成される複合城となっている。
ピンクのマーカーなど無く登るのに苦労させられ、案の定尾根から下るときは迷いゴルフ場に出てしまった。それにしても見事な堀切が残り、もっと評価してもよい城だと思う。
【案内】 「鮎河温泉金井の湯」(表記番地) の南側道路より入った廃牛舎横に登り口がある(地図)[マップコード20 123 803*87]。その西にある百間築地に駐車できる。
百間築地のある居館跡には石垣の一部が残存し(道路西) 、他に模擬石垣が造られ、説明板が建てられている。東西約200m、南北約100mの広さがある。
廃牛舎横より南に行くと、用水トンネルに出、その上を登ると、間もなく要害山城に着く。空堀が残り細長い郭には祠が祀られている。谷を隔てて南にはゴルフ場がある。
要害山城の東に平坦地があり、北側より登ると、道が見えてくる。少し登って南へ登ってゆくと次第に細くなり南端の尾根に出る(マーカーなど欲しい所だ)。
左に尾根を東に直登すると、中間点に出その南に堀切がある。中間点より北に行くと天然の岩の堀切があり、その先に見事な3条の堀切と尾根の郭が残っている。
その北に帯郭があり北西の腰郭の先に堀切がある。また、主郭の南東側に広い腰郭があり、その下に3段の郭があり、堀切もあると思われるが、急斜面で引き返した。
最高所に天屋城主郭があり、南東に虎口がある。
【歴史】 詳細は不明であるが戦国時代、平井城の関東管領上杉氏に属していたと思われる児玉党の一族高山氏の居城であったと云われる。