鹿島館 (かしまだて)
最寄地 岩手県北上市上鬼柳5地割232 2017.4.23
鹿島館 (かしまだて)
最寄地 岩手県北上市上鬼柳5地割232 2017.4.23
登城ルート
入口・説明板
1郭(右)と2郭間の空堀
1郭坂虎口
1郭南土塁・空堀
4郭
4・6郭間の空堀
鹿島館 1郭跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高20m】
【感想】 規模の大きな館で、正覚寺からも歩いて行ける。空堀や土塁、坂虎口など見どころは多かった。惜しいのは砂利取で2郭、3郭の大部分消滅していることだ。
【案内】 県道225号線の(北上市鬼柳町宿75)西より南に700m行った成沢川の左岸付近に駐車場が用意されている[マップコード108 340 869*00](地図)。北に歩くと石材店前を通って正覚寺(表記番地)に至る。
駐車場先に四阿があり「鹿島館跡」の説明案内板が建てられている。第7郭へは戻って成沢川を渡り南へ行き、間もなく左に登る。墓跡が残っている(地図)。南に8郭がある。
再び戻って、坂を登ると1、2郭間の空堀があり、左に2郭の一部分、右に1郭がある。Ⅰ郭は土塁が残り北西に坂虎口、深い空堀がある。南の土塁上に説明板が建てられている。
西に行くと通路(空堀)を挟んで杉林の中に、3、4郭があり、土塁が残っている。
更に西に空堀を挟んで5、6郭(地図)があり、土塁が随所に残っている。5郭から北に下ると正覚寺墓地に至る。
【歴史】 和賀氏の有力支族鬼柳氏の居城で、約1㎞東の丸子舘から和賀氏時代の後半期に移転したとみられている。
和賀氏を滅ぼした豊臣秀吉の命により、天正二十年(1592年)二子城と共に取り壊された。