ルイオピラチャシ (面崖式)(国の史跡)
最寄地 北海道日高郡新ひだか町静内豊畑1001 2014.8.7 2017.7.12
ルイオピラチャシ (面崖式)(国の史跡)
最寄地 北海道日高郡新ひだか町静内豊畑1001 2014.8.7 2017.7.12
登城ルート
説明板・電柱の200m奥がチャシ跡
説明板
牧場柵外側と目印の鉄塔
送電線裏を入る
弧状堀・平坦部
弧状堀・平坦部
弧状堀・平坦部
ルイオピラチャシ跡(地図)
【遺構★★★☆☆】
【感想】 牧場住宅の手前より、送電線鉄塔を目印に牧場柵外側に沿って行く。鉄塔周辺は草茫々で見えにくいが、草をかき分けて下りると弧状空堀のあるチャシがある。チャシは半円形で10m前後と小さく、北側は静内川に落ち込む断崖となっている。
帰り際、牧場主さんに挨拶され、チャシ見学の旨を伝えると、9月23日に真歌公園(新ひだか町静内真歌7)で、シャクシャイン祭が行われると教えて頂いた。毎年1000人ほどの観客で賑わうとの事だった。
【案内】 越田牧場(表記番地)の南の道を300m行くと三叉路に説明板が建てられている[マップコード697 574 398*06](地図)。
左側の道を250m行き、右に直角に曲がる地点より牧場柵に沿って150m北に行くと、目印の鉄塔があり、その下段の静内川南岸の崖上にチャシ跡がある。
静内川流域の五つのチャシ跡とアッペツチャシ跡が、平成九年(1997年)12月2日、国の史跡に指定された。
【歴史】 チャシはアイヌの砦、あるいは儀式の場所と云われ、海や川に面した眺めの良い丘や崖に一から数本の壕を掘って築かれている。
ルイオピラとはアイヌ語で「砥石にする岩がある崖」を意味し、アイヌ人達はルイオピラチャシの脇に流れる小沢をルイオナイ「砥石がある沢」と呼んでいたようである。